寿司職人になるには
寿司職人になろうと思う人は、まずはどこかの寿司店に就職することから始めるべきでしょう。そうして、入店直後は見習いをしながら、雑用をいろいろこなして、いろんな技術を身につけていくことになります。どんな雑用かというと、まずは後片付けののち、皿洗い、朝は魚市場まで仕入れについて行って、荷物運びをするなどというものです。
要するに、寿司を作ること以外の何でもやらされると言うことですが、その間に先輩のすることを見て覚えるのです。そうしたら、数年後には卵焼きや赤だしつくりなどのかんたんな調理を任されるようになりますから、これもまじめにこつこつやっていくことになります。そうして、さらに数年がたって、にぎり寿司を作れるようになるのです。昔と違って今は、一人前になるのにそれほど年数はかかりませんが、やっぱり最初から寿司を握らせてもらえると言うことはないみたいです。
それに、こうやって修行を積んでゆきながら、先輩のすることを見よう見まねでやっていって技術を身につけるのが、結局はりっぱな寿司職人になるための早道と言うことですので、いくら最初はつらくても耐えるしかないようです。もちろん、回転寿司や海外の寿司店は、以上のような正式な寿司店と違って、即製の寿司職人を必要とすることもあるようですが、それだと、いつまでたっても自分の店を持って独り立ちなどできませんし、無理して独り立ちしても、長続きはしないようです。
さらには、寿司職人になった後も、長時間労働に耐えなければならないので、やっぱり厳しい修行に耐えるだけの忍耐心を持った人としか寿司職人にはなれないようです。
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